足の指先が紫色に!冷え性なあなたにおすすめする3つの具体的対策

「冬場になると、足の指先が紫色になるくらい冷えて外に出るのもおっくうになる」。手先や指し先が強烈に冷えると気分も塞ぎがちになりますよね。手足先が紫色になると他人にも心配され気を遣ってしまいますよね。とはいえ、このような症状は一朝一夕では治らない…。

手先足先、いわゆる末端部分に血流が巡っておらず冷えに困っている人も多くいるはず。もしかしたらその原因、レイノー症と言われる意外な症状にあるかもしれません。

この記事では、足先や手先が紫色に変色するほど冷えにお困りになっているあなたやあなたの周りの大切な人のために、考えられる原因、その対策などについて紹介していきたいと思います。

なぜ、足先や手先が紫色になるほど冷えるの?その原因は末端部位の血行滞留たいりゅう

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人は心臓から全身に血液を巡らせ、摂り入れた栄養素を全身に運んでいます。ヒトで言えば心臓の位置は左胸(一部右の方も)。心臓がポンプのような働きをし、頭頂部からつま先まで血液を循環させています。

心臓から近い内臓や中枢部は当然血液も届きやすく、カラダの中でも温かい部位。手足先は物理的に心臓からの距離が遠いため、血流が滞留し巡りが悪くなりがち。足先は心臓から最も離れているため血液が流れにくくなりやすい箇所。血流が悪くなる、それにより酸素が全身に巡らず血中酸素濃度が低くなる。そうすることで、手先や足先が紫色になる症状が発生してしまうのです。

チアノーゼとレイノー症

「チアノーゼ」はどこかで聞いたことがある言葉かもしれませんが、「レイノー症」という言葉を知っている人は極少数でしょう。手先や足先のひどい冷えに困っている人であれば、インターネットや書籍を読んでこの言葉を知っている人もいるかもしれません。レイノー症とは下記のように定義されています。

レイノー症状は、冷凍食品などの冷たい物を触ったり、冷たい外気にさらされたりしたときに指が突然真っ白になる症状です。患者さんによっては白くはならずに、紫色になることもあります。

公益社団法人 日本皮膚科学会ホームページより一部抜粋:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa7/s1_q10.html

チアノーゼは血中酸素濃度の低下によって引き起こされます。レイノー症と違い、冷たいものを触ったときなどではなく常態的に手先足先が紫色になる症状のことです。

一方レイノー症は日本皮膚科学会の見解にもあるとおり、一時的に手先や足先が白くなったり紫になったりする症状のことを言います。医学的に治療法が確立されています。もしあなたやあなたの大切な人がこれら症状に当てはまる場合は、早めにお近くの皮膚科の医師にご相談ください。

全身の血行・血流を良くする具体的な3つの対策

「冷えは、万病のもと」と言われるほど、わたしたちの健康にとって良くない常態です。チアノーゼ、レイノー症、冷え性など、お困りの方も多いはず。ここまで症状がはっきりと出ていなくとも、毎年秋や冬になると冷えに悩まされる方もたくさんいることでしょう。

そこで、これら症状を予防・緩和するために有効な3つの具体的な対策を紹介していきたいと思います。どれも簡単に取り入れられる方法です。継続はなかなか大変ですが「ローマは一日にして成らず」、自分のできるペースで構いません。ゆっくりと少しずつ習慣化していきましょう。

人間は21日間何かをするとそれを習慣と思い込み続けやすくなるという法則があります。インキュベートの法則と呼ばれるものです。冷え性対策もコツコツ地道にまずは21日間!

血行・血流をよくする具体的対策1:ビタミンEの摂取

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ビタミンEには末梢血管を拡張させ、女性ホルモンの分泌を促す作用があります。その結果、血行・血流が改善され、基礎体温UPが期待できます。うなぎ、落花生、アーモンド、卵黄などに多く含まれていますが、日常的に摂り入れることが難しい人は市販のビタミンサプリメントなどを活用しましょう。ドラッグストアやコンビニでも販売されています。

血行・血流を良くする具体的対策2:シナモンの摂取

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デザートでもよく使われるシナモン。シナモンティーやシナモンロールがお好きという方もいらっしゃることでしょう。このシナモン、実は中国漢方でも非常にポピュラーで多く活用されています。漢方では「桂皮けいひ」と呼ばれ愛用されており、シナモンに含まれるシンナムアルデヒドは毛細血管の生成を助ける作用があるとされています。実は、人間の血管の99%が毛細血管!わたしたちが目にする太い血管はたったの1%にしか過ぎません。毛細血管はわたしたちのカラダの隅々まで張り巡らされ細胞に栄養を届けています。シナモンを摂取することで毛細血管が活性化され、血流促進が期待できます。
シナモンの1日の摂取目安は2g未満とされています。過剰な摂取は控えましょう

血行・血流を良くする具体的対策3:いつでもカンタンにできる、つま先立ち10回

ふくらはぎは下半身の中でも心臓のような働きをする、いわばポンプのようなもの。ふくらはぎにしっかりとアプローチすることで、下半身全体の血流を改善することができます。さて、そのために必要な運動はというととってもカンタン!

いつでもどこでもカンタン便利 つま先立ち体操

ふくらはぎのポンプ機能を活性化させる「つま先立ち体操」。やり方はとってもカンタンです。

  1. 両足を肩幅に広げる
  2. その状態でゆっくりつま先立ち
  3. つま先立ちの状態から地面にかかとを付けるときもなるべくゆっくりと
  4. 「2」「3」を1日10回1セット!

下記 Youtubeに詳しくまとめられています↓↓是非ご参考に。

朝起きたとき、寝る前、オフィスの休憩時間、トイレ休憩時間など、どこでも簡単にできるのがうれしいですね。たった10回でもじんわりと足先からふくらはぎ、下半身全体にかけて血が巡りあたたかくなってくるのが実感できるはずです。

まとめ ビタミンEの摂取、シナモンの摂取、つま先立ち体操でめぐりやすい体に!

足の指先が紫になるくらい重度な冷え性にお困りの方向けに

  1. ビタミンEの摂取
  2. シナモンの摂取
  3. 1日たった10回のつま先立ち体操

をご紹介しました。どの方法も、1日やったところで成果を得ることはできません。前述したとおり、ひとは21日何かを続けるだけで脳がそれを習慣を思い込みやすくなるインキュベートの法則があります。

「何も続かないのよねえ」とお嘆きのあなた、とにかくがんばって21日、21日続けてみてください。気がつけば毎日歯を磨くように、自然と習慣化しているはずですよ。

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