夏なのに寒い…自律神経の乱れが原因かも?

「外は30度超えの猛暑。夏真っ只中なのに、なぜか寒い?」。この記事をご覧のあなたはきっとそんな症状にお困りのことでしょう。病気?体質?など、答えがわからないままモンモンとしている人もいるかもしれません。

夏なのに寒い、この原因として考えられる理由のひとつが「自律神経の乱れ」です。さて、あちこちで聞くこの自律神経という言葉。せっかくですので、この記事で自律神経が何たるかと、自律神経を整える対策をみていきましょう!

そもそも自律神経って何?

まず、自律神経について学んでいきましょう。自律神経はその名の通り「自律した神経」のことをいいます。パッと来ないひとのために簡単な実験をしましょう。

「右目を閉じてください!」。こうお願いされたとしても、簡単にできますよね。

では、次のお願いはいかがでしょうか?

「心臓と腎臓を5分間止めてください!」。これは無理ですよね…笑 心臓と腎臓は24時間365日、わたしたちの意志とは関係なくその働きをまっとうしています。

この、わたしたちの意志とは関係なく、という点がキーワード。例えば心臓と腎臓で言えば、このふたつの臓器は自律して働いているものということができます。この自律した働きに関係するのが自律神経。つまり、体の中で自分でコントロールできない部分をつかさどっている神経ということができます。

自律神経には交感神経と副交感神経がある

この自律神経には大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。それぞれ簡単にみてきましょう。

緊張時や運動時などに働く交感神経

夏なのに寒い 自律神経

交感神経は運動しているとき、緊張しているときなどに働く神経です。心拍数や体温が上がり、高いパフォーマンスを発揮するときに適しています。逆に、リラックスしたり体を休めたり、内臓機能を活発にするときには向いていません。ごはんを食べてすぐに運動をするとおなかを壊しやすいのはこのためですね。

リラックスしているとき、入浴時などに働く副交感神経

夏なのに寒い 自律神経

運動時や興奮時に働く交感神経とは逆で、副交感神経はリラックスや休息に関わります。さらに、内臓機能も副交感神経により活発に働くことに。ごはんをたくさん食べて激しい運動をすると、本当は副交感神経優位となり消化が活発になるところが、交感神経優位となり消化不良を起こしてしまうということですね。

自律神経が乱れるとどうなる?

「交感神経」「副交感神経」のふたつの自律神経が絶妙なバランスをとり、わたしたちは日頃生活を送っています。しかし、過剰なストレスや偏った食事、運動不足の状態になると自律神経に乱れが発生。疲れが取れにくくなったり、体の一部が痺れたり、おなかを壊しやすくなったり…。と、さまざまな影響が現れてきます。

この記事をみてくれているあなたは「夏なのに寒い」原因を探しているはず。そのひとつに、この自律神経の乱れが考えられます。では、自律神経の乱れを改善していくにはどうしたらいいのでしょうか?具体的な対策を3つ紹介します。

夏なのに寒い…自律神経の乱れを防ぐ3つのポイント

自律神経の乱れを防ぐポイント1:不調時の記録を取ろう!

「だるい」「イライラする」といった症状は自律神経が乱れているサイン。この状況をノートにメモをする、スマホにメモをする。なんでも構いません。いつ、どんなときに症状が起きるのかを把握することでより具体的な対策を取れるようになります。病院に行くときもこれら記録があるとより正確で効率的な治療を受けることができます。

自律神経の乱れを防ぐポイント2:サイズに合った脱ぎ着しやすい服装と暑さ寒さ対策

あなたの体型に合っていないピチピチの服を着ていませんか?実は、サイズ違いの服を着ることで自律神経が乱れやすくなるという見解があります。常に体がストレスを感じる状態になってしまいます。自分の体型にあった服、少し余裕な服を着るといいでしょう。また、暑さや寒さも自律神経が乱れる原因に。真夏は冷感グッズを持ち歩く、冬場は厚着、ホッカイロを持ち歩くなど、小さな心がけですが効果的です。

自律神経の乱れを防ぐポイント3:バランスのいい食事と運動

定番のように言われることかもしれません。健康のためにはバランスのいい食事と適度な運動。わかってはいるけどなかなか難しい…その気持ち、よくわかります。なんでもかんでも紹介しても続きませんので、この記事では下記の2点だけ重点的にお伝えします。

ビタミンEを摂ろう!

ビタミンEは末梢の血流を改善する効果があります。食材でとるのももちろんいいですが、難しい場合はサプリメントなどを上手に活用しましょう。最近では100円ショップなどでもサプリメントが売っています。ちなみに、ビタミンEを多く含む食材は「ナッツ類」「ほうれん草」「豆乳」などです。豆乳は、女性ホルモンに似た働きをする「エストロゲン」が豊富に含まれています。美容にもバッチリです。

夏なのに寒い 自律神経

豆乳はビタミンEだけでなく女性ホルモンに近い働きをするイソフラボンを多く含んでいます。更年期症状などでお困りの方はホルモンバランスも乱れがち。是非豆乳を摂取されてみてください。

■たったの10回!ふくらはぎ体操

適度な運動が体にいい。そんなことはわかっているけどなかなか続かない。そんなあなたは毎日10回だけ、ふくらはぎ体操を実践してみてください!あっという間に終わりますし、適度が疲労感が気持ちいいですよ。方法については下記記事にて紹介しています。

まとめ

暑い暑い夏なのに寒い…。そんなあなたのために自律神経の整え方を紹介してきました。

紹介したものは簡単に自宅でもできる対策です。3ヶ月ほど意識してみて、それでも全く変わる気配がなければ内科など専門機関に相談するのもいいでしょう。

この記事が、あなたの悩みを解決する一助になることを祈っています!

タイトルとURLをコピーしました