血流と睡眠の、深~い関係。

「よく眠れない」「途中で目が覚めてしまう」という睡眠に関する悩みや、
「朝起きてもなんだか元気がでない」「体がだるい」「肌トラブルが増えた」など
体の不調が気になる方、いらっしゃいませんか?

その症状、血流と睡眠に深い関係がある可能性があります。

それは、血がめぐらないことによる不眠、または不眠によりホルモンが分泌さない、体がメンテナンスされない、血が全身にめぐらないという“負のサイクル”です。

今回はそんな睡眠と血流の関係について紹介します。

血流と睡眠の関係とプラスのサイクルとは?

血流と睡眠の関係

血流が良いときというのは、副交感神経が優位にある時です。

毛細血管は、自立神経にコントロールされており、交感神経が優位な状態、いわゆる活動しているときは、毛細血管は収縮して血流を抑えています。

つまり、リラックスしているときに血管はゆるみます。睡眠中は全身に血液をめぐらせている時間でもあり、毛細血管の薄い壁を通して、血液中の酸素と栄養分を組織内に移動させ、組織内の老廃物を外へ移動させます。

このように、睡眠は全身をメンテナンスしてくれる大切な時間です。

また、入眠から3時間くらいの最も眠りが深い時間帯。成長ホルモンや幸睡眠ホルモンとよばれる「メラトニン」などが分泌されています。「メラトニン」は強い抗酸化力をもつため、毛細血管をメンテナンスし、老化・劣化を防ぐ役割を持っています。

【血流と睡眠のプラスのサイクル とは…】
副交感神経を優位にし、リラックスした状態で夜を迎える➡血のめぐりが良くなる➡深い眠りにつく➡ホルモンが働き、細胞や血管も修復➡翌日も元気に過ごせる。➡また質の良い睡眠が訪れる

良い睡眠は健康な毛細血管を維持し、またよい血のめぐりを生んでくれるのです。

血流と睡眠の関係

どうやって「良質な睡眠」と「良い血流」を生み出す?

前段にもあったように、良いサイクルを習慣にすることが重要です。
眠りたいのに眠れない時、手の先は足の先が冷えているということはありませんか?
これはまさに体の隅々まで血がめぐっていない状態

睡眠の時は、はじめ手足から放熱することで体温が上がりますが、放熱により深部体温を下げることで脳や臓器、筋肉を休めていきます。

体を温めて、副交感神経を優位にするための方法

体温を上げておく
リラックス効果もあり、体も温めてくれる。湯船に浸かるのがいいのは、このためです。体をあたためると、体温が上がり、あたたかい血液がめぐり入眠しやすくなります。ただし、就寝直前ではなく2~3時間前に入っておきましょう。

●副交感神経を優位にする
前述したように自律神経が毛細血管をコントロールしているので、自律神経を意識することも大切です。呼吸法などによって心を落ち着かせたり、音楽を聴いたりとリラックスすることを心掛けましょう。夜に考え事はしない、難しい本やテレビは見ないなど、脳が活発になるようなことは避ける方がベターです。

●バランスのいい食事や運動
偏った食事や、過度のアルコール摂取、運動不足は血流不良を引き起こします。また、副交感神経が優位にたったとき、スムーズに体に血がめぐるために、バランスの良い食事や運動も大切です。

●蛍光灯の強い光や、ブルーライトを避ける
強い光は、メラトニンを減少させ睡眠の質が悪くなり、入眠の質を下げます。また、体を休ませ、血管をメンテナンスする働きが弱くなります。

血流と睡眠の関係

リラックスして副交感神経を優位に

リラックスすることは、全身の毛細血管へ血をめぐらせることに深く関わっています。

夜ゆっくりすることは体にとって、とても大切なことなんですね。

良質な睡眠をとるためにバランスのいい食事や運動が必要な理由は、血流にも関わりがあるからです。

睡眠と血流の関係を理解して、よいサイクルの中で日々を過ごせたらいいですね!

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