頭痛が起きたとき、頭のうしろが特に痛い…その原因は?

頭痛と一言でいっても、ひとによって痛みの感じ方や部位もさまざま。今回の記事では特に、頭痛がした時に「頭のうしろが痛い」といった人のためにその原因について考えていきたいと思います。一時的なものもあれば、病気が原因になっていることもありますのでしっかりと内容を押さえていきましょう。

緊張性頭痛

精神的・肉体的なストレスを原因として起こる頭痛です。多くの方が、一度は経験されているタイプの頭痛で、首の後ろから後頭部にかけて、締め付けられるような痛みが生じます。長時間横になっていたり寝姿勢をとっていても発生しやすいもので、痛みの程度は比較的軽いものとなります。回復も早い傾向にありますが、気になる場合は脳神経外科や内科を受診してみるのもいいでしょう。

後頭神経痛

後頭部に突発的かつ繰り返し起こる頭痛のことを後頭神経痛といいます。「ピリッとした痛み」「ズキッとした痛み」といったらイメージが湧きやすいでしょうか。他の疾患と見分けるため、CT検査が必要となることが多くあります。脱水や体調が優れないときなどにも発生しやすい頭痛です。

脳動脈解離

後頭部に突発的に起こる強い頭痛のことを脳動脈解離といいます。動脈が裂けた状態で、事故などによる首の外傷、運動時の首をひねる動作などを原因となることが多いようです。後頭神経痛や片頭痛と症状が似ているため、症状を見分けるためにMRI検査などを実施します。
たいてい数カ月で回復しますが、動脈瘤や血管の狭窄が原因となりくも膜下出血や脳梗塞を起こす事例もあります。どちらにしても早めの受診が必要です。

体の凝りが頭痛の原因になることも

上記のような原因の他に、体の凝りが頭痛の原因になることもあります。特にストレスを感じやすい人、デスクワークを長時間している人、スマホをよく使う人などは、首や肩周りが凝りが血流を大きく阻害し頭痛の原因となってしまうこともあります。

脳には何万もの血管や神経が通っており、凝りが発生すると脳自体にむくみが生じやすくなります。そこから脳の神経が圧迫されて、結果頭痛が起きやすくなってしまうのです。後頭部にいつも頭痛を感じる人は、自身の体の凝りが原因となっていることもありますので気をつけましょう。

まとめ

後頭部の頭痛は病的なサインの場合もありますし、体が凝り固まっている証拠であるときもあります。いずれにしても、痛みがなかなか改善されない場合は病院や整骨院などに通って専門家に相談してみるのがベスト。もちろん、健康的な生活習慣もとても大事です。

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