頭痛と高血圧の関係とその改善策

血圧が高めの方で頻繁に頭痛が起きる…そんな方もいらっしゃるはずです。でもなぜ、血圧が高いと頭痛になりやすいのでしょうか?今回の記事では、頭痛と高血圧の関係とその改善策について考えていきたいと思います。

頭痛や吐き気は赤信号?高血圧の自覚症状ってどんなもの

「自分が高血圧である」と検査をせずに自覚できる人は殆どいません。健康診断などで血圧が高いことを知り、自分が高血圧であることを知ります。さて、この自覚症状が少ない高血圧ですが、合併症のリスクが高まっている時には症状が出やすくなります。

よく見られるのは、動悸、息切れや、手足のむくみです。これら症状が見られてきた場合は要注意!早めにかかりつけの医師に相談にいきましょう。心不全などのリスクがあります。

「高血圧性頭痛」ってご存知ですか?

あまり聞き慣れない言葉かもしれません。「高血圧性脳症」という症状があります。頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状が起こるもので、近年症状に悩まされる人が増加傾向に。欧米化した食生活などがその一因となっているようです。

慢性的な高血圧によって引き起こされることもありますが、一時的に異常な高血圧状態になることで脳が圧迫されむくみが発生。そのむくみが神経を圧迫しひどい頭痛が起きるといったものです。

血圧を下げるためには言うまでもなく適度な運動、栄養バランスのとれた食生活を送ることが重要です。深酒や喫煙はなるべくならやめておくに越したことは有りません。

日常的に高血圧を予防、改善する方法

1,塩分制限
高血圧に塩分過多が関わっていることは有名な話です。脂っこいものや塩っ辛いものが好きな人は極力控えるようにしましょう。ちなみに、厚生労働省が推奨する摂取量は1日6g以下となっています。

2,適度な運動
高血圧や脂質異常症などの生活習慣病の予防・改善には、軽く息が弾む程度のペースで、早歩きやスロージョギング、ランニングのように有酸素持久性動的運動が推奨されます。

3,アルコールの制限
アルコールの摂取は、長期に続けると血圧を上昇させる作用があります。 そのため最低でも週2回の休肝日を取りながら適正量を嗜むことが、高血圧の予防・改善になります。

4,禁煙
タバコを吸う事で、交感神経の活動が活発になり、血管が収縮します。慢性的に続くと、動脈硬化が促進され、その結果高血圧に至ります。それを防ぐために、禁煙が高血圧の予防・改善になります。

まとめ

血圧は身近に血管の状態を測ることができる指標です。高血圧という状態だけでは、そこまで日常生活に影響が出るほどの自覚症状はないかもしれません。

しかし、一度合併症が出た時は、それが命を落とす疾患である可能性もあります。そのためにも、生活習慣の改善を続けて、高血圧を予防、改善をしてみましょう。

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