つらい頭痛…対策って薬以外でどんなものがある?

曇りの日や雨の日になんだか頭が痛い…。
仕事中に頭が痛くなって、全く集中できない、
仕事、家事、育児で忙しいのに、頭痛で思うように物事が進められない…

このような悩みを抱えていませんか?「頭痛を治したいけどなるべくなら薬以外で対策したい」。そう思う方も多いでしょう。頭痛が辛くて、薬を常用していたという人が、薬を飲んでも痛みが治まらないということがあります。

薬が効かなくなったのではなく、頭痛薬を飲み続けることで「薬物乱用頭痛」を引き起こしている可能性もあります。「薬物乱用頭痛」については後ほど詳しく紹介しますが、このように、薬を飲みすぎると頭痛を引き起こすリスクもあります。また、頭痛のタイプによっては、市販の頭痛薬で痛みを止めることが難しい場合も。

薬を使うのも手ですが、頭痛について知り、正しく対処していくことを心がけましょう。まずは、一般的に多いと言われている「偏頭痛」と「緊張性頭痛」について知っていきましょう。

偏頭痛の特徴と薬以外の頭痛対策

頭痛 薬以外 対策

片頭痛のメカニズムと特徴

血管と脈の促進が原因で血管が広がり、神経と血管の隙間が狭くなり、起きる。
ズキンズキンとした拍動性の痛み

起きやすい環境や状況
・低気圧の日
・生理の日
・強い日差しに当たった日 
・アルコールを飲んだ時
・運動をした日 など

上記の状況では、体が酸素を欲していたり、体が温まったり、セロトニンが減少したりするなどがきっかけとなって頭痛が起こります。

■対処法
上記にも記述しているように、カラダが温まったり、動いたりすることに起因して起こる頭痛ですので、入浴や飲酒は厳禁。下記のような対策をとりましょう。

・首の真後ろを冷やす
・刺激を避けて静かな薄暗い部屋で横になる。できればしばらく寝る
・カフェインを含んだ飲み物を取る(血管収縮作用があるため。しかし飲み過ぎは片頭痛を引き起こすこともあるので、ほどほどに)
・アメなど甘いものを食べる。(片頭痛は、低血糖によっておこることも。少し糖分を摂ると和らぐことも)

「緊張性頭痛」の特徴と薬以外の対策

緊張性頭痛のメカニズムと特徴

肩や首周りの筋肉が緊張して血流が悪くなり、痛み物質が発生し神経が刺激されることで起こる。頭全体が締め付けられるような痛み

起きやすい環境や状況
・長時間同じ姿勢でいる
・目の疲れ
・ストレス
・体の冷え

緊張型頭痛は、女性の方が起こりやすいと言われています。慢性的な肩こりなどがある方も肩こりから頭痛になることもあります。これは、緊張性頭痛です。

■対処法
筋肉の緊張状態から起こる頭痛なので、リラックスしたり、血流を良くしたりと改善することがあります。片頭痛とは真逆の対処法です。下記のような行動がおすすめです。

・お風呂に浸かって体を温める
・ストレッチで首や肩を動かす
・目や、肩、首などに蒸しタオルなどを当てて温める、リラックスする

偏頭痛と緊張性頭痛、どちらの頭痛か判断する方法

頭痛 薬以外 対策

痛みだけではどちらの頭痛か分かりづらい、という場合もあるかもしれません。
その時はこれだけ覚えておきましょう。

■見分け方


「少し体を動かしてみて、楽になったと感じたら緊張性頭痛、
頭を振ったり下に向けたりして痛みが増したら片頭痛」

「体を動かしたり、運動をしたりすると悪化するのが片頭痛で、和らいだら緊張性頭痛」

■「薬物乱用頭痛」とは?
薬を3ヶ月以上、月に10日以上飲むと引き起こしやすいといわれている頭痛。
とくに市販の頭痛薬をよく飲んでいる人は、知らないうちに発症していることがあります。

月に10日以上鎮痛薬を飲み続けている人は要注意。薬物乱用頭痛の特徴は、「毎朝決まって頭が痛くなる」ことです。偏頭痛と似た痛みですが、週に数回・月に何回という頻度で、毎日ということはありません。

もし、頭痛薬を月10日以上服用していて頭痛が続くというかたは薬物乱用頭痛の可能性があります。
その際は、一週間程度薬を辞めるなどの対策から始めますが、症状が重い場合は医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

日頃からできる地道な対策も大事

辛い頭痛に悩まされるのは大変ですが、正しく知って、正しい対処法を知り、必要な時に薬を使用するなど賢く付き合っていきましょう。また、デスクワークの人は日ごろからこまめなストレッチを行う、片頭痛がある人は米、みそ、ひじき、まぐろ、黒豆、のりなどマグネシウムやビタミンB²を摂取することもおすすめです。

薬と上手に付き合い、頭痛が起きた時は、薬以外の対処法も試してみてくださいね。

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