顔や上半身は火照って熱いのに、下半身はキンキンに冷えている…そんな症状にお困りではありませんか?冷え性にも実はタイプが有り、上述したような状態の人は「上熱下寒型」の冷え性かもしれません。なぜこういった事が起きてしまうか、その原因を考察していきましょう。
上半身は熱い、下半身は冷える…どうして?
神経が集中している上半身が熱いため、冷え性なのにそうであると気づきにくい厄介なタイプです。
主にデスクワークをしている、立ち仕事をずっとしているといった人に起きやすい状態で、下半身の血流のみが停滞している状況を指します。
ストレスや更年期障害などの影響も受けやすく、女性に多いと言われています。このタイプの方は下記のような対策を取るといいでしょう。
上熱下寒型冷え性の対策
定期的に足を動かす
下半身の血流を促進するために、デスクワークをしている人は30分に一度、座ったままでも構いませんのでつま先立ちの姿勢を取る、足をゆさゆさと揺らしてみるといったことをしてみてください。
人は30分座ると下半身の血流がなんと70%も停滞してしまいます!大事なことは、ずっと停滞している状態をつくらないこと。定期的にストレッチなどをして滞った血をめぐらせるように意識しましょう。
ゆっくり60秒深呼吸
精神的なものが要因となっていることもあります。
ちょっとした休憩時間などに深呼吸をするようにしましょう。やり方はとっても簡単。
10秒鼻からゆっくりと息を吸う
10秒間息を止める
10秒間かけてゆっくり口から息を吐く
これを2セットするだけでOKです。
緊張状態やストレスが過度にかかっている場合、呼吸が浅くなり、全身に血流が回りにくくなります。
気がついた時に簡単にどこでもできる対策です。是非日々の生活に取り入れて見てください。
まとめ
上半身が熱く、下半身が冷える。一見すると矛盾したようなこの状態ですが、冷え性であることには代わりありません。あまりにも症状が長く続く、体が不快で夜もなかなか眠れないといった状態の方は、なるべく早めに内科等を受診するようにしてくださいね。