腰痛は日頃の姿勢が原因?関係性と対策をチェック!

腰痛に悩んでいる人の中には悪い姿勢が身体に染みついてしまっている人が見受けられます。姿勢の悪さが腰に負担をかけて、痛みとして現れるのが腰痛の一例です。

姿勢の悪化によって腰椎の一部が刺激され続けると、椎間板に負担が蓄積して腰痛になることがあります。悪い姿勢の継続によって、背中や肩の筋肉が強張ることも腰痛の原因のひとつ。

強張った筋肉は血行が悪化し、倦怠感や痛みを生じることがあります。このときに生じる痛みも腰痛であり、慢性的な症状になりやすい点に注意が必要です。

腰痛をケアする際には、マッサージをはじめとした痛みを取り除く行為だけでなく、姿勢を正して腰痛の根本的な原因に対処することが重要です。

腰痛にならない正しい姿勢

姿勢の悪化が腰痛の原因である場合、正しい姿勢を身につけることで腰痛の症状が改善されることもあります。正しい姿勢を継続することが、椎間板への負担や筋肉の強張りを軽減する可能性があるからです。

着席時や就寝時、立っているときなど、シチュエーションごとの正しい姿勢を知っておきましょう。

腰痛にならない立ち姿勢

腰痛にならない姿勢を身に着けるには、まず理想の立ち方がどのようなものか知る必要があります。姿勢の悪さのチェックを兼ねて実施して欲しいのが、壁に背中を着けて立つことです。

頭とかかとを壁にくっつけて立ったとき、お尻と背中が壁に密着しており、腰の部分には掌が1枚分入るようなスペースがある状態が腰痛になりにくい姿勢といえます。

お尻や背中のどちらかが浮いてしまう、くっつくけれど違和感がある人は悪い姿勢の可能性が高いので注意してください。

上記のチェックで上手く立つことができない人は背中のS字カーブが崩れている傾向にあります。顎を引き、背筋を伸ばして立つのが正しい立ち姿の基本です。ただし、背中を反ってしまうとかえって腰痛が悪化するので気を付けましょう。

猫背気味の人は肩甲骨を寄せて、軽く胸を張るようにすると正しい立ち姿を維持しやすくなります。

腰痛にならない椅子の座り姿勢

椅子に腰かけるときには、2つのポイントを意識することで座り方を改善することが可能です。正しい座り方を習慣化したうえで、腰痛に悩まされることなく日々を過ごしましょう。

正しい座り方を以下の2つのポイントから解説します。

  • 椅子に深く座る
  • 上体を起こし、あごを引き背筋を伸ばす

椅子に深く座る

座って作業をするときに意識したいのが、椅子に深く腰掛けることです。座面の奥に座るのは猫背を予防する意味があります。

浅い位置に座ってしまうと深く座ったときに比べて安定性が低くなってしまい、猫背になりがちです。

背中を丸めることなく作業するには深く腰掛けた方が腰への負担を軽減することができます。また、浅く座ってしまうと背中を反って姿勢を安定させようとする人がいるため、これを防止するためにも深く腰掛けるのが有効です。

上体を起こし、あごを引き背筋を伸ばす

背中を丸めてしまうと腰痛の原因である猫背に近づきます。椅子に腰かけたときはなるべく上体を起こし、背筋を伸ばすことを心掛けましょう。背筋を伸ばす感覚がつかめない人は顎を引いて視線を前に向けてみてください。

このとき、背中の筋肉だけで背筋を伸ばそうとすると身体に力が入って長時間姿勢を維持するのが難しくなります。正しい座り方を継続するコツは骨盤を立てるを意識です。着席する際に前かがみになっておくと骨盤を立てやすいので試してみてください。

まとめ

いかがでしたか?腰痛には日頃の姿勢の悪さが関連しているケースが多く、それを正すだけでもずいぶんと痛みが和らぐことがあります。立ち姿勢、座り姿勢、どちらも日頃の意識が重要になってきます。是非日常生活に取り入れてみてくださいね。

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