顔の血行を良くして明るい印象に!

ふと自分の顔を触ってみると、ハリがなく硬さを感じることがありませんか。肩や腰と同じように、意外とこっているといわれるのが「顔」です。顔のこりをそのままにしておくと、顔がむくんだり、シワ、たるみを引き起こしたりする原因になるので、普段から意識して顔のこりをほぐす習慣を身につけましょう。

原因

顔のこりは、表情筋と深く関係しているといわれています。表情筋は顔の喜怒哀楽を表すのに使われる筋肉で、わたしたちの顔には目や口、鼻などを動かすために約60種類の筋肉が存在しています。

顔のこりの主な原因は大きく下記の3つの原因があります。

1つ目は、接客業等で毎日笑顔でいる、営業で人と毎日かなり話す機会が多いなど、顔をよく動かすことで表情筋に疲労物質がたまり、徐々に固まってくる「こり」

2つ目は、逆に笑顔や会話などで表情を表すことが少なく、表情筋をほとんど使わず無表情でいることで、血行不良や筋肉の衰えからくる「こり」

3つ目は、パソコンやスマホの使用などで目を酷使したり、同じ姿勢でいたりすることで首から肩周りが固まり、血行不良やリンパの流れが悪くなって顔にも老廃物がたまり出てくる「こり」があります。

予防対策 

表情豊かも無表情も、過ぎるとどちらも顔のこりの原因になってきます。顔の筋肉を適度に動かして老廃物をためないことが重要。使い続けていた筋肉のこりをほぐすと同時に、使っていなかった顔の筋肉を動かして老廃物を押し流してあげましょう。


顔の筋肉は皮膚に直接つながっているので細かな表情を作ることができますが、表情が乏しくなると使われる筋肉も少なくなってきます。すると次第に筋肉が衰えて皮膚が垂れ下がり、今まで保っていたハリのバランスが保てず、シワやたるみが目立つように。

表情筋をマッサージしたり、鍛えたりすることで、こりやむくみが解消し、また皮膚が引き上げられることでシワやたるみの改善につながり表情も豊かに。さらに自分で筋肉をよく動かすことで血行がよくなり、肌の細かいところまで栄養が行きわたります。血流やリンパの流れも刺激されて新陳代謝が活発になり、溜まっていた老廃物も排出されやすくなるということですね。

◎ウォーミングアップ:顔や首、肩周りの血流やリンパの流れを改善
背筋を伸ばして座り(または立ち)、鎖骨のくぼみにあるリンパ節に刺激を与えるよう、両肩を上→後ろ→下→前とゆっくり大きく円を描くように肩を回す。10回程度繰り返す。

◎マッサージ
・首のマッサージ:耳の後ろから鎖骨のくぼみに向かってリンパを流す。手のひらを皮膚に少し沈みこませるようにぴったり密着させ、手のひら全体で包みこむようにしてゆっくり鎖骨の方に向かって動かす。5~10回を1日3セット行う。
・顔のマッサージ:両手の人差し指、中指、薬指を使って、円を描くようにゆっくり優しくマッサージする。おでこ→こめかみ→ほっぺたと順に10回ずつ行いほぐしていく。

◎顔面体操
・あーいーうーべー体操:姿勢を正し背筋を伸ばした状態で座位または立位で行う。
「あー」:顔をできるだけ上下に長くするように眉を上げ、目を見開き口を大きく開け「あー」を発音する。
「いー」:口を横に広げ頬を左右に張り出し、「いー」を発音しながら行う。
「うー」:眉間にシワをよせて、唇を前に突き出すようにすぼめながら「うー」を発音する。
「べー」:おもいきり舌を前方に突き出し「べー」を発音する。
それぞれ、5秒保持しながら5回を1セットとし、1日3セット行う。

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