1日たった1gのシナモンで毛細血管が活性化する?

血液がきれいに体を巡っている状態と、血液が滞っている状態。どちらが体にいいでしょうか?もう聞くまでもないことですよね。もちろん、血流がドクドクと全身を駆け巡っている状態が理想的です。

血液の巡りはそのまま健康に直結します。理由は簡単で、わたしたち人間は食事から摂り入れた栄養素を血液に乗せて全身に届け、さらに体内で分解された毒素や老廃物を血液に乗せて体外に排出するからです。

血流がいいことはとても体にいいことです。とはいえ、具体的にそのために何をしたらいいのか、なかなかよくわかりませんよね。運動をするのも面倒ですし、バランスを取れた食事を毎日取るのも大変。そこで今回は、血流促進にうってつけな「シナモン」に着目して見たいと思います。

1日たった1gでOK。シナモンがもつ驚異の血流促進作用

シナモンはもともと中国漢方や西洋医学の中でもよく使われている桂皮と呼ばれる木の皮をもとにしたスパイスです。実際にパウダー状にする前の状態を見ると、たしかに木の皮そのままの様相をしています。

この状態のシナモンをパウダー状にし、わたしたちは日頃シナモンを食べたり飲んだりしているわけです。さて、ではなぜこのシナモンが漢方などでも重宝されるのでしょうか?その秘密が、シナモンに含まれているある成分にあります。その成分こそが、血流促進の切り札となるともいえる優れた成分なのです。

シンナムアルデヒドと毛細血管

シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」と呼ばれる物質があります。これがとても素晴らしい働きをしてくれる成分で、なんと、人間の血管の99%を構成する毛細血管を活性化してくれるのです。

毛細血管は体内のいたるところに張り巡らされており、皮膚の末端にまで栄養を届けたり、体温維持のために重要な役割を持っています。血管とイメージすると首の頸動脈や手首の動脈をどうしてもイメージしがちですが、こういった動脈系は人間の血管のたった1%にしか過ぎません。ということは、毛細血管を活性化できると体全身にどのような影響があるかは言わなくても分かりますよね。

血液がしっかりと体中に届くようになり、美容や健康にとってとてもいい働きをしてくれます。

なぜ1g?

シナモンを摂取するとき、できれば1日1gあたりにセーブすることをおすすめします。桂皮の成分が強く、あまり摂りすぎると胃腸を痛めてしまうことがあるからです。

シナモンをサプリメント代わりに日常的に摂るのもいいでしょう。ケミカルなものではなく、もともと木の皮をパウダーにしたものです。オーガニック派なあなたにもピッタリと言えます。紅茶に溶かしたり、ヨーグルトに入れたり、そのままパウダーを楽しんだり、方法はたくさんあります。

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