なぜ朝顔がむくむ?その原因や潜む病気も

朝起きて鏡を見たときに顔がパンパンにむくんでいると、なんだか気分も下がってしまいますよね。そうならないためにも、顔がむくむ原因を知っておくことが大切です。

原因を知っておけば、改善策や予防策を講じることができます。今回は、顔がむくむ原因について、むくみやすい人の特徴や改善・予防策などをご紹介します。

顔のむくみが起こる仕組みや原因からチェック!

体には、全身に血管とリンパ管が張り巡らされています。体の水分は血管と細胞の間を循環しながら、細胞や臓器に栄養や酸素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収し、余った水分はリンパ管や血管に吸収されます。

通常、体の水分は一定のバランスを保っていますが、体の中の水分バランスが崩れてしまうと、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まるという現象が生じます。

これが、むくみが起こるメカニズムです。

また、過度なストレスや睡眠不足などによって自律神経が乱れると、血行不良を引き起こし、むくみやすくなる場合があります。では、なぜ朝起きたときに顔がむくんでしまうのでしょうか。

それは、睡眠中に重力によって水分が低い場所に移動することが要因です。水分が寝ている間に顔の皮膚の下に滞ってしまうため、起床時に顔がむくむという現象が起きてしまうのです。

顔のむくみは病気が原因の場合も!確認しておこう

むくみがひどいときや、むくんでいる状態が何日も続いているときは、むくむ原因が病気の可能性があります。

腎臓や心臓、肝臓の病気によって、むくみが起きる場合もあります。どのような症状があるのか紹介します。

腎機能障害

水分を排出する働きを持つ腎臓が異常をきたすことで、体のろ過機能が作用せず、むくみが生じる場合があります。腎臓病や腎不全のほか、ネフローゼ症候群などが考えられます。

肝硬変

肝硬変によって肝臓が硬くなると、水分を血管内に保持する働きを持つアルブミンというたんぱく質が合成されなくなり、むくみを引き起こします。

心不全

心臓は血液を全身に巡らせるポンプのような役割があります。その心臓が心不全などの病気を発症すると、血液の循環が滞り、むくみにつながります。

リンパ浮腫

リンパの流れが滞ると、水分が溜まってむくみが生じます。怪我や手術でリンパの流れが途絶えた際は注意が必要です。顔のむくみは、通常半日程度で治ります。何日もむくみ続ける場合は病気の可能性もありますので、医療機関を受診しましょう。

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