血液サラサラってどんな状態?何に気をつけたらいい?

血液がサラサラとは、血液中に糖や脂質が過剰に含まれず、血液の役割である酸素や栄養素の運搬がスムーズに行なわれている状態です。サラサラな状態が保たれることで全身に酸素や栄養素が滞りなく運ばれます。ホルモンを必要なところに届けたり、細菌やウイルスを退治するための免疫細胞を運んだりすることも、血液の大切な役割です。さらには、二酸化炭素や老廃物など不要なものを回収する働きも促進されます。

また、血液がサラサラの状態を保つことで、肌や髪の毛の健康維持にもつながるとされていることから、見た目の若々しさにも関与しているといえるでしょう。

血液がサラサラであるということは、健康と美容を守るうえで大切な条件です。そのため、多くの方が持つ「サラサラした血液は健康」というイメージは、基本的に正しいといえるでしょう。

1-2.血液ドロドロとは?

血液がドロドロしているのは、血液中に糖や脂質が過剰に含まれて粘度が高くなっている状態で、このままでは血管の中をスムーズに流れることができません。

血液中に含まれる糖は、増えすぎると血液の流れを悪くする要因となる中性脂肪に変わる物質です。中性脂肪は、さらに悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールに変化し、血管壁に蓄積して血管を細くしたり、血管壁を硬くしたりします。

そのため、LDLコレステロールが増えすぎると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中などの疾患を引き起こしやすくなるでしょう。

厚生労働省の調査によると、2020年の日本人の死因は下記のとおりです。

  • 1位:悪性新生物
  • 2位:高血圧を除く心疾患
  • 3位:老衰
  • 4位:脳血管疾患

心疾患や脳血管疾患の発症は動脈硬化が深く関係していることが多いため、血液がドロドロの状態が続き動脈硬化が進むと命に関わる可能性もあるでしょう。

血液サラサラをキープするポイント

キレイな血流を維持するために、日頃から下記の2つのポイントを意識しましょう。

ポイント1:適度な運動で巡りやすい体に

ちょっとしたウォーキングやストレッチなどを行うだけで筋肉が適度に刺激され、血流が巡りやすくなります。また、ストレッチを行うことで凝りを予防することに繋がり、これも結構を良くするためのポイントと言えます。

ポイント2:血液サラサラを邪魔する食べ物に気をつける

特に、甘いものが好きな人は要注意!糖質は血流を阻害する要因となってしまいます。また、油ものが好きな人も注意が必要。血中コレステロール値が高まり、血液がどろどろになってしまいます。

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