免疫ってそもそも何?まずは基礎から

免疫ってなんでしょう?こう聞かれて適切に答えられる方はどれくらいいるでしょうか。その答えは、ウイルスや細菌などが体に入ったときに、その病原体を拒絶したり排除して体を守ってくれるしくみのことです。病原体だけではなく、体内で生じた癌のような異物からも身を守ったり、傷ついた組織があればそれを修復する役割も担っています。免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります

自然免疫って?

人間にもともと備わっているしくみで、免疫細胞が自分と自以外(非自己)の病原体をすばやく認識し、攻撃することで病原体を排除します。マクロファージや好中球(貪食細胞)などの細胞が細菌を処理してくれるのです。

獲得免疫って?

同じ病原体がもう一度体内に侵入してきたとき、すでに記憶されている免疫が活性化して速やかに攻撃するしくみのことです。一度かかった感染症などにかかりにくいのは、獲得免疫によって作られた「抗体」が、ウイルスなどの「抗原」を処理してくれているからです。ちなみに、抗原を記憶するのはリンパ球という細胞の働きによるものです。

免疫力が低下する原因は?

私たちの体内で感染症にかからないように重要な働きをしてくれている免疫。その免疫力が低下するは様々ですが、主なものとしては、以下のようなものがあります。

体温の低下,加齢,食生活の偏り,睡眠不足や生活の乱れ,疲労,運動不足,ストレス,免疫力が低下しやすい病気や免疫抑制剤の使用etc・・

体温の低下は免疫力が下がる原因のひとつです。寒さが厳しい今の季節は特に体を冷やさないことが大切です。また、バランスのとれた食事や適度な運動、ストレス解消に努めることも免疫力の低下を防ぐのに効果があります。

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