「血行が悪いから…」「血行が悪いと…」というワードをよく耳にします。そもそも血行が悪いという状態は身体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。血が巡らない状態が引き起こす病気など、わかりやすく解説していきます。
血行が悪いとどうなる?
「血行」は読んで字のごとく、体内での血の巡りを表します。血液は体を構成する細胞に必要な酸素、栄養素を運び、二酸化炭素や老廃物を運び出す運搬機能があります。体内に侵入してきた細菌やウイルスなどを排除する免疫機能を担っています。
どちらも体にとってとても重要な機能です。
血が体を巡らない=血行が悪いと良い栄養を取っても全身に行き渡りません。さらに、疲労などで溜まった老廃物を運び出すことができず蓄積することになります。免疫機能も落ちてしまうのです。
血行が悪い…気になる原因は?どうしたらよくなる?
血行が悪い人に共通しているのが下記の3つです。
- 運動不足
- 偏った食生活
- 血管の状態の悪さ
それぞれ見ていきましょう。
運動不足による血行不良
体を動かせば血を体の毛細血管すみずみまで巡らせることが可能。言うまでもありませんが、定期的な運動は血行改善にとっていいことしかありません。
偏った食生活による血行不良
そもそも血の状態がサラサラかドロドロかという問題です。揚げ物など脂質の多い食事をを摂っているいると血もドロドロになっていきます。水分不足も良くありません。
血管の健康状態の悪さから起こる血行不良
本来、健康な人の血管は柔軟性伸縮性があります。それが失われて血管全体が硬くなったり、内腔が狭くなったりする状態が動脈硬化です。動脈硬化の原因は糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、喫煙など。動脈硬化が起こるきっかけは、血中のLDL(悪玉)コレステロールが溜まっていくことにあります。そのため血管が狭くなり、血の流れが阻害されるのです。
血行が悪いことが原因で起こる病気と対策
身近なものでは
・冷え性
・肩こり
・腰痛
・関節痛
・便秘
などがあります。これらも血行不良が原因のひとつです。ストレッチなどして血を巡らせることで軽減されることがあります。
この状態が長く続くことで
・がん
・高血圧
・糖尿病
・動脈硬化
などの生活習慣病のリスクも徐々に高まっていきます。心筋梗塞など死に至る病気を引き起こします。
血行不良の改善には基本的な生活習慣の改善が重要です。
まとめ
血液というのは、体の中での重要な役割を担っており、身体全体に影響を及ぼします。長期的には死に至る病気を引き起こす原因にもなりかねません。大切なのは良い生活習慣を続けること。是非、血の巡りを意識した食事や運動を継続していってくださいね。
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