全身を新鮮な血液が駆け巡っている状態になれば、自ずと健康的な毎日が手に入ります。血流は体のいたる所の不調に関連しており、停滞気味な人は肩こり、頭痛、腰痛など様々な症状を引き起こしかねません。この記事では、血行を良くする6つの健康習慣を紹介していきたいと思います。
1,食生活から血行を改善
健康の基本は食から。ということで、まずは普段の食事から血行改善を目指しましょう。
血行促進に良いとされる食材として挙げられるのが、にんじん、ごぼう、ねぎ、しょうが、たまねぎ、青魚、黒ゴマなどで、「色が濃い」「寒い土地で収穫される」「冬場に旬を迎える」といった特徴を持つのがポイントです。

またチョコレートは、カカオに含まれるフラバノールという成分に血行改善作用があるとか。飲み物は冷たいものより温かいものがおすすめです。体ポカポカ作用で知られるしょうが湯や、血液サラサラが期待できるお酢を使ったドリンクなどを取り入れてみましょう。
2,運動

運動不足は血の巡りを悪化させることにも。運動の中でも特に有酸素運動が血行促進に良いとされており、ウォーキングやジョギング、水泳などがおすすめ。これらは、筋肉に適度な刺激を与え続けることで血液の流れを促進するといわれています。
3,ふくらはぎのストレッチ

ふくらはぎは全身へ血流を巡らせるポンプの役割を果たしています。そこでふくらはぎを健やかな状態に保つためのストレッチをご紹介します。
1.両足のかかとを床につけたまま壁や台に両手を置きます。
2.そのまま、前傾姿勢をとります。
3.かかとを床につけたまま、足を前後に開きます。
4.前の足を曲げて、後ろ足をしっかりと伸ばします。
後ろ足のふくらはぎが伸びているのを感じましょう。子供の頃に行ったアキレス腱を伸ばす運動をイメージするとわかりやすいかもしれません。
4,腰とお腹のストレッチ
下半身をターゲットとした血行促進のためのストレッチです。便秘や冷え性、むくみの改善も期待できます。

1.床に座り、左足は膝を90度に曲げ右足は伸ばします。
2.左足を右膝の外側に置きます。
3.右腕を左膝に付け、そのまま左にねじっていきます。
4.反対側も同じように行いましょう。
ストレッチ中はゆっくりと息を吐きましょう。画像のようなイメージです。
5、ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎのマッサージも血行促進に有効です。
1.足首から膝にかけて優しくなで上げて、膝の裏へ流します。
2.すねの骨の両脇を親指で押します。徐々に上にずらしていきましょう。
3.足首から膝の裏までふくらはぎをさすり、膝裏のリンパ節を刺激します。
6.半身浴
半身浴でも血行改善ができるのを知ってましたか? ここでは半身浴の方法をご紹介します。
6-1.湯船にお湯をはります
お湯の量は足を伸ばして座った時に、みぞおちまで浸るくらいが良いでしょう。お湯の温度は37~40度がベストです。お湯が熱すぎると体が温まる前にのぼせてしまいますので気を付けましょう。心身のリラックス効果も期待できます。
6-2.水分をしっかり補給
入浴中は汗をかくので、水分補給も大切です。半身浴前後にコップ1杯の水を飲むと良いでしょう。脱水症状を防ぎます。
6-3.半身浴の目安時間
半身浴の入浴時間は20~30分が目安です。
まとめ
今回は血行不良の原因やそこから派生する不調、それらを改善させるための血行促進の方法までご紹介しました。まずは規則正しい生活を心がけ、マッサージやストレッチ、食事からも血行の促進を目指しましょう。マッサージ・リラクゼーションサロンに行き、プロの技を借りて血行の改善を図るのもいいかもしれませんね。