季節関係なく身体が冷えるという悩みを抱えていませんか?
特に女性は熱を産生する筋肉量が少なく冷えやすい皮下脂肪が多いので、男性よりも冷えを訴える方が多いです。冷えはさまざまな原因で引き起こされますが、適切な対策をすれば辛い冷えが緩和されます。
その対策とは、「身体を温める食べ物」を取り入れること。本記事では身体が温まる食べ物について解説していきます。年中冷えに悩んでいる方は、ぜひ最後まで確認してみてくださいね。
身体が温まる食べ物の特徴
まずは身体を温める食べ物と冷やす食べ物の違いについておさえておきましょう。
身体を温める食べ物の特徴は以下の通りです。
- 冬に育つ野菜
- 発酵している
- 地面の中で育つ
発酵しているものや地面の中で育つ食べ物は身体を温める作用があるので、積極的に摂り入れたいですね。
一方で、身体を冷やしてしまう食べ物の特徴も確認していきましょう。
- 夏に育つ野菜
- 水分が多い
- 地上で育つ
夏は気温が高くなり、身体を冷やさなければ熱中症などになる恐れがあります。そのため、水分が多いトマトやきゅうり・ナスなどは身体を冷やすので、冷え性の方は避けたい食べ物。
そして地上で育つ食べ物も同様に、身体を冷やす作用があるので注意が必要です。
冷え性に最適!身体が温まる食べ物とは

身体を温める食べ物は、以下4つが代表的です。
- 発酵食品
- カカオ含有食材
- 香辛料
- 根菜類
1つずつ解説していきますね。
1.発酵食品
発酵食品は代謝を良くする他にも腸の働きを助ける作用があり、身体を温めてくれる食材の1つ。主な発酵食品は、以下のような食品です。
- キムチ
- 味噌
- 納豆
- 醤油
- 酒粕
- ヨーグルト
特に味噌を使った味噌汁は簡単にできてすぐに食べやすい食事。3食のうち2食は味噌汁を取り入れても良いでしょう。
2.カカオ含有食材

カカオ含有食材はポリフェノールやテオブロミンに血管拡張作用があります。そのため、滞っていた血流が良くなり体温も上昇するのです。
主にチョコレートやココアなどが該当しますね。糖類や乳製品を入れたミルクココアと、糖分が含まれていないピュアココアの2種類に分類。どちらも身体を温める作用はあるものの、糖類の過剰摂取とならないようにピュアココアが推奨されています。
なお、チョコレートはハイカカオ(カカオ含有率70%以上)のものを取り入れてください。
3.香辛料

香辛料は血管拡張作用の他にも消化吸収促進、疲労回復などの効果があります。「辛いものは食べられない……。」という方も多いですが、香辛料として有名なトウガラシ以外にも、
- ナツメグ
- 胡椒
- シソ
- シナモン
- にんにく
- ショウガ
- ニラ
- らっきょう
などが該当するので、比較的取り入れやすいのではないでしょうか。
香辛料を使った料理はカレーや生姜焼きなどたくさんあるので、身体が特に冷えているときなどにおすすめです。
4.根菜類

地面の中で育つ根菜類はビタミンやミネラルを多く含み、寒さの厳しい地域で身体を温められる食材として活用されてきました。
身体を温める主な根菜類は、
- じゃがいも
- れんこん
- にんじん
- さつまいも
- カブ
などが挙げられます。
スープや味噌汁に入れられるものが多いので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。
身体を温める食べ物を毎日の食事に取り入れよう

辛い冷えには、身体を温める食材が効果的です。なかなか自炊する時間がないという方は、ハイカカオチョコレートやキムチ、納豆など単品でも食べられる食材がおすすめ。1日の食事の中で、身体を温める食材を1つでも取り入れると辛い冷えが緩和されるので、ぜひ試してみてくださいね。